会津美里町「そば処 梅庵」/三等三角点「八木沢」探索 2023年 晩秋

私選“只見線百山”の検証登山。会津平野南端にある二等三角点峰「大沢山」(736.8m)に登頂後、会津高田駅近くにある「そば処 梅庵」で昼食を摂り、JR只見線の“蓋沼俯瞰”を抱える西部山地の中にある山、三等三角点「八木沢」に登った。

*参考:

・福島県:只見線ポータルサイト

・福島県・東日本旅客鉄道株式会社 仙台支社:「只見線全線運転再開について」(PDF)(2022年5月18日)

・福島県:平成31年度 包括外部監査報告書「復興事業に係る事務の執行について」(PDF)(令和2年3月) p140 生活環境部 生活交通課 只見線利活用プロジェクト推進事業

・拙著:「次はいつ乗る?只見線」カテゴリ -只見線の秋- / -只見線沿線の“山”(登山/トレッキング)-

 

 


 

 

只見線の会津高田駅で下車し「大沢山」登山を終え、前方に「飯豊連峰」を見ながら会津美里町旭地区を後にした。

 

県道330号(大内会津高田)線を進み、宮川を渡り国道401号線にぶつかる手前で、「萬代芳」「風が吹く」などの銘柄を持つ白井酒造店の前を通過した。*参考:福島県南酒販㈱「合資会社白井酒造店

 

国道401号線に入り、ひときわ目に付く、大きなケヤキの横を通過。

この「相田の大ケヤキ」は、江戸時代の会津藩領と幕府領(南山御蔵入領)の境界を今に伝えている。*下図出処:会津美里町「会津美里町歴史文化基本構想」p93

 

 

12:56、横町門前町通りから右折し町道を進み、只見線の第二坂下踏切の手前300mほどで、看板は無いが店舗の駐車場らしい空間が見えてきた。

正面で自転車を止め、建物を見ると“そば 梅庵”の文字が見えた。

駐車場の片隅に自転車を停めて、玄関に向かった。

 

引き戸を開けると、座敷に 窓が設えられた味のある空間が広がった。先客は一人で、ストーブに置いた薬缶のお湯が沸騰する音が響いていた。

手前のテーブル席に着くと、店主がお茶を運んできて、注文を聞いてきた。

メニューを見ながら『天ざるは...』とつぶやくと、御主人から『冷たいのになると、野菜天ぷらと、ざるかおろしのそばになります』と言われ、「おろしそば」と「野菜てんぷら」のセットを注文することにした。

事前の情報通り、店は一人で切り盛りされているようで、注文を受けたご主人は厨房に入り調理を始めた。

 

15分ほどで、「おろしそば」と「野菜てんぷら」が運ばれてきた。

 

蕎麦は私好みの太さと色合いだったが、新蕎麦ではなかった。聞けば、「梅庵」では12月から新蕎麦を提供するということだった。

さっそく、そのまま食べてみる。香りとのど越しは申し分なかった。そして、辛味大根がすりおろされた汁を付けて食べた。汁に溶け込んだ大根おろしのほのかな甘みを感じる辛さが、蕎麦の旨味を一層引き立て旨かった。

 

「野菜天ぷら」はピーマン、ナス、サツマイモ、そして野菜のかき揚げだった。揚げたてで、カラッとした衣で食感は良く、野菜は各素材独特の甘みがあり旨かった。


そして、付け合わせは、キノコや白菜、大根の煮つけ。出汁の香りが立ち、よく味がしみ込んでいて、酒が呑みたくなる一皿だった。

食後、私の格好を見た御主人から『山登りですか?』と聞かれた。そうです、と応え、これから赤留峠を越えて蓋沼公園に抜けると伝えると、『クマが出ますから気を付けて』と言われた。そして、春は山菜、秋はきのこを求め高田地区の山の入っている御主人から高田地区のクマ事情を聞くことになった。

曰く、高田地区は熊打ち猟師が高齢で活動できなくなった為、クマが増えてしまい、被害が拡大している。駆逐されないため、人を恐れなくなったクマがどんどんと人里に現れ、道路も悠然と横断。クマは賢く、電気柵の3本のワイヤーが1本しか通電していない事を覚え、お尻で電気柵を押して壊して畑に侵入してしまう。クマの習性を良く知って回避しないと、襲われる可能性が高い、との事だった。

だから、『これから山に行くのならば、暗くならないうちに山から離れてください。気を付けて!』と激励された。そして、『私も、これから店を閉めて赤留峠の方にキノコ採りに行くので、会えるかもしれませんね』とも言われた。

 

13:47、食事を終え、御主人からクマに対するありがたい助言を受け、「梅庵」を後にした。旨い蕎麦が食べられ、興味深い地元話も聞けて、良い店で魅力的な御主人だったと思った。

 

「そば処 梅庵」を出て、町道を100mほど戻り右折し、西部山地を正面に見ながら自転車を進めた。まもなく、雲一つない青空に、少しだけ突き出た頂が見えた。これから向かう三等三角点「八木沢」がある山だと思った。

右側(北)に目を向けると、刈田越しに「飯豊連峰」が良く見えた。

 

「八木沢」“山”が近付いてきた。今まで気にしなかった事もあるが、低山ながら鋭角で、印象的な山容だった。

この付近で汽笛が聞こえ『そうだ、只見線の列車が“高田 大カーブ”を通過する時刻だった』と思い、振り向いてカメラをズームにして列車を追った。すると、会津川口発・会津若松行の上り列車が“高田 大カーブ”の終盤を駆け、会津高田駅に向かう姿を捉えることができた。

 

八木沢集落東端のY字路に到着。ここにある三等三角点「高田」を探そうと、地表を見た。

地表には三角点標石が見当たらず、おかしいと思い顔を上げて金属製の杭に取り付けられた黄色い三角形のパネルを見ると、何と“三角点”と表示されていた。初めて見るものだった。

*「高田」:三等三角点「高田」
基準点コード:TR35639166501
北緯 37°28′14″.7409
東経 139°49′14″.6281
標高(m) 231.82
*出処:国土地理院地理院地図「基準点成果等閲覧サービス」URL:https://sokuseikagis1.gsi.go.jp/)

 

このY字路から、南にある赤留(あかる)集落に向かった。午前中に登った「大沢山」(736.8m)の背後には東から「小野岳」(1,383.4m、会津百名山41座)から「神籠ヶ岳」(1,376.3m、同42座)、「横山」(1,378.8m、二等三角点峰)に続く稜線が見えた。

 

 

14:21、赤留集落内で県道365号(赤留塔寺)線を右折し、県道53号(会津高田柳津)線に入り集落を抜け、赤留峠に向かって登坂を始めた。

途中、獣害対策の電気柵があり、クマの存在を気にして笛を吹き、熊鈴を鳴らして自転車を進めた。

 

傾斜が増し、振り返るとスギ木立の間から、会津平野が見えた。

県道脇にあった滝峠溜池は、渇水していた。

 

「梅庵」の店主から『赤留峠もクマ、出ますよ』と言われていたこともあって、車の往来が無く、道幅も狭い場所ではクマの突然の出現が気になったが、ガードワイヤーや落石防止柵がある場所は、少し安心できた。

 

道は傾斜がさらに増し、自転車を押す事にした。

 

14:41、県道は、大きなヘアピンカーブになった。

ヘアピンカーブを抜けると、上方に峠の尾根が見えた。

そして、少し進むと前方の路肩に、「梅庵」の駐車場で見かけたような軽自動車が停まっていた。御主人の言葉通り、キノコ採りに来ていたようだった。

御主人の姿は見当たらず、軽自動車の前を通り過ぎてしばらくすると、崖上の方から鈴の音が響き、まもなく『頑張ってぇ~』という声が聞こえた、御主人の声だと思い、崖上の見上げると、白いつなぎ服姿でこちらに顔を向ける彼がいた。私は『ありがとうございますっ!』と返答し、坂を上った。

 

 

14:53、赤留峠の頂手前の眺望点に到着。良い景色だった。

ここで、軽自動車付近に目を向けると、熊鈴の音が崖下の道路に近づき、まもなく御主人が現れた。印象的な出会いになった。

 

県道の傾斜は一気に緩やかになり、まもなく赤留峠の頂になった。そして頂から500mほど緩やかに下ると、分岐が見えた。

林道芹沢線の終点を示す標杭が立ち、その手前に“welcome 蓋沼森林公園 右折→”と記された看板があった。

 

林道芹沢線に入ると、しばらく上りになった。

途中、右の開けた場所で、クマ棚らしい塊が木の上にあった。クマを支えるには細い木だったが、クマの存在は意識され、笛を吹いて、熊鈴を意図的に鳴らした。

 

林道は、長い下り坂になった。快調に自転車を進めた。

 

県道との分岐から1.5kmほど進み、三等三角点「八木沢」のある小高い山の西裾に到着。

斜面の様子は、印刷してきた地理院地図の等高線に違わぬものだった。

 

『どこから取付こうか?』と迷ったが、林道が右にカーブする手前の、比較的なだらかな斜面を取り付点と決め、自転車を道の脇に停めた。

GPSを見ると、三角点の座標は真東だった。

  

15:12、斜面に取付き、藪の中を登り進んだ。

 

5分とかからず尾根に乗り、無葉の藪に覆われた平場を進んだ。藪は弾力があり、反り返った細木が何度も顔を打ち付けたが、進行を阻むまでのものではなかった。

 

GPSを見ると、標石まで10mほどになった。

 

“山頂”と思える高い部分に向かって進むと、あっけなく三角点標石を発見。標石は四角形を形作った4つの石に囲まれていたこともあり、見逃しようが無かった。

この“4つの石に囲まれた標石”は、昭和村の「大仏山」(994.3m、同65座)で見かけたものと同じようだった。

 

15:20、さっそく三等三角点「八木沢」の標石に触れ、登頂を祝った。

標石の露出部分は少し苔むしていたが、西の側面を見ると“三等”の文字が確認できた。

*「八木沢」:三等三角点「八木沢」
基準点コード:TR35639166301
北緯:37°28′21″.5861
東経:139°47′48″.8848
標高(m):561.62
*出処:国土地理院地理院地図「基準点成果等閲覧サービス」URL:https://sokuseikagis1.gsi.go.jp/)



三等三角点「八木沢」からの眺望。

西側は籔に覆われていた。「八木沢」は同じような高さの山々が連なる西部山地の中にあるため、訪れる前から眺望は期待できないと思ったが、予想通り木枝に塞がると何も見えなかった。

他方、会津平野が眼前に広がる東側は、木枝の間から、かろうじて麓の景色が見えた。

三角点標石を背に、平場の先まで進み、会津平野の様子を眺めた。

ビューポイントを整備すれば、なかなかの眺望が得られるのではないかと思った。

もちろん、会津を象徴する「磐梯山」(1,816.2m、同18座)も見えた。

 

見下ろすと、手前に三等三角点「高田」のあるY字路にがはっきりと見えた。

そして、その先には只見線も見えた。カメラをズームにすると、“高田 大カーブ”から会津若松方面に第二坂下踏切、会津高田駅が確認できた。

 

 

15:30、三等三角点「八木沢」を後にし、“下山”しようと少し歩くと、足元に黒い物体があった。まだ新しいクマのお尻からの“落としもの”だった。無葉の周囲は見晴らしはよいものの、クマの存在を再び強く意識し出現に備え気を引き締めた。

 

“下山”は、三角点標識を背に、真西に下りてみる事にした。斜面が窪んだ場所を進むと、すぐに林道のアスファルト面が見えた。

5分とかからず林道芹沢線に下り立った。場所は、自転車を停めて登り始めた取付点から50mほど手前だった。

下り立った場所は車両の待機場もあるため、こちらの方が取付点に相応しいと「八木沢」山頂方面を眺めて思った。

  

15:35、自転車のもとに行き、三等三角点「八木沢」“山”を後にした。

  

林道を進み、「蓋沼森林公園」赤留ゲートを通過。

 

 

15:40、「蓋沼森林公園」管理事務所の駐車場に到着。

駐車場内に自転車を進め、フェンスに覆われた東端に移動し、会津平野を眺めた。

「蓋沼森林公園」管理事務所駐車場からの眺め。会津若松市街地を中心に会津平野が広がり、背後には「磐梯山」が聳え、「背炙高原」が低く連なっていた。

ただ、只見線を走る列車を撮影する場合、手前の尾根が入り込んでしまう。そのため、特別な列車が走る場合、南端にある五右衛門風呂がある東屋に“撮る人”が集中する。

 

フェンス沿いに、少し北側に移動し、“高田 大カーブ”の先、只見線のレールが会津若松方面に向かって真っすぐ延びる様子を眺めた。

ひと通り風景を眺め、「蓋沼森林公園」管理棟駐車場を後にした。

  

林道芹沢線から左に分岐し林道雀林線を下り、10分ほどで雀林ゲートに到着。

自転車を道路の脇に停め、窪みにある踏み跡をたどった、

踏み跡は直後に左に折れ、林道と並行するように斜面に続いた。そして、50mほど進むと踏み固められた平場に着いた。

前方には、素晴らしい風景が広がっていた。管理事務所駐車場からの眺望と比べ、高度はやや低いものの遮るものが少なく、只見線が会津平野の南北に延びる区間を俯瞰することができた。

ここからの眺めは“蓋沼俯瞰”と呼ばれ、只見線の人気の撮影ポイントとして、特別な列車の運行日や会津平野を黄金色に染まる秋に、多くの“撮る人”が集う。*参考:拙著「会津美里町「蓋沼森林公園」2017年 春」(2017年5月20日)


 

“蓋沼俯瞰”を後にして会津高田駅に向かった。林道雀林線を下ると、前方に日本百名山「飯豊山」(2,105.2m、同3座)を主峰とする「飯豊連峰」が、冠雪した尾根に西陽を浴びていた。*参考:公益財団法人 福島県観光物産交流協会「ふくしま30座」飯豊山 

途中、“根岸俯瞰”と呼ばれるカーブの突端で止まった。只見線・根岸駅が見え、“蓋沼俯瞰”や管理事務所駐車場の撮影ポイントが混雑している場合、こちらでカメラを構える“撮る人”がいる。

 

 

15:57、県道365号(赤留塔寺)線にぶつかり右折した。

赤留峠から三等三角点「八木沢」登頂と経て、“蓋沼俯瞰”等の只見線ビューポイントを巡り終えたた。

赤留峠からの会津盆地南部の眺望を得られたのは想定外の収穫で、「八木沢」の三角点標石を難なく見つけられ、この「八木沢」と蓋沼森林公園付近からの眺望を比較確認できたことで充実した検証登山になった。そこで、三等三角点「八木沢」はビューポイントの整備を条件に、蓋沼森林公園とセットで“只見線百山”に入れるべきだと思った。

 

二次交通について。

現在、駅から利用できる二次交通は無い。ただ、只見線を利用した「八木沢」山行は、会津高田駅を起点に周回した場合の総距離は約17kmとなり、大半が舗装道ということで、“ウェーキング”コースとしては程よいのではという印象を持った。途中、赤留峠や、「八木沢」、蓋沼森林公園で眺望を楽しめるので、徒歩移動も悪くはないと思った。

二次交通を整備するならば、「赤留峠」越えがあるので、電動アシスト機能付きレンタルサイクル良い。だが、現在会津美里町高田地区には、会津高田駅から1.5km離れた高田インフォメーションセンターにレンタルサイクルがあるが、電動アシスト付きは置かれていないようだ。

会津美里町には豊富な観光資源があることから、福島県が中心となって進める「只見線利活用」の観点から駅に電動アシスト付きを含めたレンタルサイクルを整備して欲しい、と今回の山行を経験して改めて思った。電動アシスト付き自転車を二次交通として利用できれば、「八木沢」山行の最後に新鶴温泉まで難なく移動でき、レンタルサイクルのワンウェイ返却が可能になれば、新鶴駅に返却して只見線の列車に乗る事ができる。

 

今回の山行で、三等三角点「八木沢」は只見線沿線屈指のビュー(撮影)ポイントである“蓋沼俯瞰”のある山並みの最高点として、可能性がある低山だと認識できた。


県道365号線を進んでゆくと、前方に午前中に登った「大沢山」の山塊を中心に、会津平野の南側を塞ぐ山々が、まだはっきりと見えていた。

 

16:03、三等三角点「高田」の前を通った。

三等三角点「八木沢」を眺め、登ってみると低連山に突きでた特徴の無い山に見えていたものが、特別な山に見えるようになった。登山の楽しみを、また一つ見つけたような気がした。

 

「八木沢」“山”を背に、茜色に色付きつつある夕空に浮ぶ「磐梯山」を見ながら直線道を進んだ。

左(北)に目を向けると、「飯豊連峰」の山襞が西陽で浮き上がって見えて美しかった。

その手前、刈田では白鳥が餌をつまんでいた。

  

高田地区の市街地に近づくと、「大戸岳」(1,415.9m、同36座)の堂々とした山塊が大きく見えた。只見線の車内から見える山容とは異なり、“会津平野の南を塞ぐきなのような山”が一層納得できる眺めだった。

 

 

16:23、会津高田駅に到着。

駅頭で自転車を輪行バッグに収めた後、途中のコンビニで調達した缶ビールで「大沢山」と三等三角点「八木沢」登頂の祝杯を挙げた。

 

列車の到着時刻が近付くと、最寄りの県立会津西陵高校の生徒が次から次にやってきた。そして、ヘッドライトを点けた上り列車が入線する頃には待合室とホームにあふれ、駅は家路に就く高校生の会話で賑やかになった。

17:01、会津若松行きが会津高田を出発。列車はキハE120形の2両編成で、会津坂下駅で県立会津農林高校の生徒が多く乗っていたこともあり、両車両とも混雑した。私は、先頭車両に乗り込み、輪行バッグが邪魔にならないように注意しながら、終点まで立って過ごした。

 

切符は、今朝会津若松駅で購入していたが、当初の計画では登山を終えた後に新鶴温泉に立ち寄ろうとしていたため、乗車駅を新鶴駅にしていた。

 

 

17:24、会津本郷直前で会津若松市に入った列車は、市街地の西若松七日町を経て終点の会津若松に到着。県立会津農林高・会津西陵高の生徒に観光客が合わさり、多くの客が降り連絡橋に向かっていった。

 私も後に続いて連絡橋を渡り、磐越西線の郡山行きの列車に乗り換えて、帰宅の途に就いた。

  

 

(了)

 

 

・  ・  ・  ・  ・

*参考:

・NHK:新日本風土記「動画で見るニッポンみちしる~JR只見線」 *2008年放送

・産経新聞:「【美しきにっぽん】幾山河 川霧を越えてゆく JR只見線」(2019年7月3日)

・福島県 :只見線管理事務所(会津若松駅構内)

 

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①福島県ホームページ:只見線復旧復興基金寄附金・只見線応援団加入申し込みの方法 *現在は只見線ポータルサイト「只見線応援団」URL:https://tadami-line.jp/support/


②福島県:企業版ふるさと納税

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(引用)寄附金は、只見線を活用した体験型ツアーや周遊ルートの整備、只見線関連コンテンツの充実化等に活用させていただきます。 沿線地域における日本一の秘境路線と言われる観光資源を活用し、更なる利用者の拡大と認知度向上を図ります。


以上、宜しくお願い申し上げます。



次はいつ乗る? 只見線

東日本大震災が発生した2011年の「平成23年7月新潟福島豪雨」被害で一部不通となっていたJR只見線は、会津川口~只見間を上下分離(官有民営)とし、2022年10月1日(土)に、約11年2か月振りに復旧(全線運転再開)しました。 このブログでは、“観光鉄道「山の只見線」”を目指す、只見線の車窓からの風景や沿線の見どころを中心に、乗車記や「会津百名山」山行記、利活事業に対する私見等を掲載します。

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