昭和村で開かれた「からむし織の里 雪まつり」に行くために、JR只見線の列車に乗車した。
昭和村は福島県の西南部、会津地方の大沼郡に位置している。“奥会津”という呼称を用いている「只見川電源流域振興協議会」の構成7町村のメンバーだ。*参考:只見川電源流域振興協議会HP「歳時記の郷 奥会津」URL: https://okuaizu.net/
昭和村は1927(昭和2)年に野尻・大芦両村が合併して誕生。使われて間もない昭和の元号に名称は由来しているという。
*参考:
・福島県:只見線ポータルサイト
・NHK:新日本風土記「動画で見るニッポンみちしる~JR只見線」
・東日本旅客鉄道株式会社:「只見線について」(PDF) (2013年5月22日)
・拙著:「次はいつ乗る?只見線」カテゴリ ー只見線沿線のイベントー / ー只見線の冬ー
5:55、磐越西線の始発電車に乗り郡山を出発。
中山峠を超え、会津地方に入り、川桁を過ぎると雪化粧の「磐梯山」が見られた。
列車は定刻に出発し、七日町、西若松、会津本郷、会津高田(会津美里町)、根岸、新鶴、若宮(会津坂下町)、会津坂下、塔寺、会津坂本、会津柳津(柳津町)、郷戸、滝谷、会津桧原(三島町)、の各駅に停車しゆっくりと進んでゆく。
桧の原トンネルを潜り抜け「第一只見川橋梁」を渡る際、車窓からは只見川の水面鏡が見られた。只見線の醍醐味。*以下、各橋梁のリンク先は土木学会附属土木図書館デジタルアーカイブス「歴史的鋼橋集覧1873-1960」
その後、列車は会津西方~「第二只見川橋梁」~会津宮下~「第三只見川橋梁」~早戸~会津水沼(金山町)~「第四只見川橋梁」と只見川と三度交わり進んで行く。
会津中川を経て、終点の会津川口に到着。昭和村の“最寄り駅”となる。ここから、只見までは「平成23年7月新潟・福島豪雨」被害で運休区間となっている。
駅舎を抜け、駅頭に付けていた会場までの無料シャトルバスに乗車し、駅を後にした。
40分ほど揺られて、会場となっている昭和村の道の駅「からむし織の里」に到着。会場には雪の滑り台や食事を提供するテントなどが設置され、多くの家族連れでにぎわっていた。
生地を漂白するため晴れた日に雪上に晒すという。
反物、着物から和装小物まで、涼しげで気品のある品々が並べられていた。
一番目を引き感動したのは、からむし織をまとったひな人形。その美しさにしばし見惚れた。
帰路は、南会津町経由を選択。シャトルバスで会津田島駅まで行き、会津鉄道(旧国鉄会津線)を利用し会津若松経由で郡山に帰った。
(了)
・ ・ ・ ・ ・ ・
*参考:
・福島県 生活環境部 只見線再開準備室: 「只見線の復旧・復興に関する取組みについて」
・東日本旅客鉄道株式会社:「只見線(会津川口~只見間)の鉄道復旧に関する基本合意書及び覚書」の締結について(PDF)(2017年6月19日)
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URL:https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16005g/kigyou-furusato-zei.html
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(引用)寄附金は、只見線を活用した体験型ツアーや周遊ルートの整備、只見線関連コンテンツの充実化等に活用させていただきます。 沿線地域における日本一の秘境路線と言われる観光資源を活用し、更なる利用者の拡大と認知度向上を図ります。
以上、よろしくお願い申し上げます。
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